ポケモンカード超絶インパクトの買取ではこのカードがホット

ポケモンカードサンムーンシリーズの強化拡張パックにあたる「超爆インパクト」ですが、買取相場を騒がせる強力カードが多数収録されています。「超爆インパクト」の収録カードのうち、どんなカードが特に高値で取引されているでしょうか。
その高騰の背景やどんな強さを持ったカードなのか、というポイントも併せて紹介します。
「超爆インパクト」の特徴
サンムーンシリーズに入って以降のポケモンカード強化拡張パックでは、それぞれのパックで注目する世代が存在しています。この「超爆インパクト」は第2世代、つまり金銀クリスタルシリーズのポケモンやトレーナーを多く扱っていることが特徴です。
また、今まであまり使われてこなかったロストゾーンという回収不能ゾーンを利用したカードが多数収録されていることも特徴と言えます。ロストゾーンを用いたデッキを組みたいプレイヤーはこの弾に収録されたカードを主軸に据えてデッキを組むことになるでしょう。
未開封の「超爆インパクト」を買取しているショップでは1箱3,000円程度で買取しています。
「超爆インパクト」のトップレアは「ウツギ博士のレクチャー」
そんな「超爆インパクト」の収録カードの中でも特に人気なのは「ウツギ博士のレクチャー」です。金銀クリスタル世代のポケモン博士として知られているウツギ博士がモチーフのトレーナーズカードです。HP60以下のたねポケモンをデッキから3種類、ベンチに直接出すことが出来、特に進化カードを多用するデッキに採用されています。
トレーナーズカードはキラ加工されていないノーマル仕様と、1箱に1枚封入されているキラ加工されたSRカードの二つの仕様があります。ノーマル仕様でも500円から700円、SRカードでは1枚3,000円から4,000円での買取も珍しくない、大変人気なカードです。
今後、これまではHP70以上しか存在しなかったポケモンにHP60以下の新たなモデルが登場するなどして、新弾が発売される度に「ウツギ博士のレクチャー」対象となるカードの範囲が増加していくことが考えられます。
これまで「ウツギ博士のレクチャー」が採用されてこなかったデッキに採用されることが考えられるため、需要が高まっていくことも十分あり得ます。そのため、買取価格も変わっていく可能性があり、新しい強化拡張パックの発売に合わせて買取価格の動向をチェックすることが推奨されるカードの1枚でもあります。
「ルギアGX」は幅広いデッキに採用されるパワーカード

「ルギアGX」は「超爆インパクト」のパッケージにもなっているカードです。ワザの使用に必要なエネルギーが重く、準備が必要ではありますが数さえ揃えばどんな色のエネルギーでも高威力のワザを打てる、という点でエースを欠くデッキに採用が検討されるカードです。
「ルギアGX」はRRというパッケージになっているイラストを採用したモデル、SRというレリーフ加工されたイラスト違いのモデル、HRというSRの色違いとなるモデルが登場しています。希少価値はHRが最も高く、中古市場での取引価格も1枚2,500円程度です。
次いで、SRが1,500円程度、RRが700円ほどで買取されており、「超爆インパクト」に収録されたポケモンのカードでは最も高値で取引されています。
大会で結果を残した「ズガドーンGX」も注目のカード
買取価格は「ルギアGX」には及びませんが、デッキの主軸として活躍出来るポテンシャルを秘めたカードに「ズガドーンGX」があります。場に出ているポケモンについている炎エネルギーを任意の枚数、ロストゾーンに送ることで高威力のワザを放つことが出来るカードです。
相手のエースを一撃で倒せる詰めの一手を担えるカードであり、炎ポケモンを採用したデッキに加えると火力不足を補える1枚です。このポケモンを採用したデッキがチャンピオンズリーグ、というポケモンカードの大きな大会で活躍したこともあって注目が集まり、「ズガドーンGX」は大会前後で買取価格に大きな変動がありました。
「ズガドーンGX」のRRは「超爆インパクト」発売当初は300円程度の買取であったものが、チャンピオンズリーグが終了した後は700円前後で買取されることになりました。SR版は1,200円、HR版は2,000円であり、「超爆インパクト」収録のポケモンカードの中では比較的高額で買取されています。
ロストゾーンに送ってしまったエネルギーは再利用が困難なため、「ズガドーンGX」のみをアタッカーに据えて頼みにすることは難しいですが、1枚採用しておくと便利なカードです。
「ロストミキサー」はロストゾーンデッキの必須カード
「超爆インパクト」収録カードの特徴であるロストゾーンを多用する、という効果をより活躍させるためにロストゾーンのカードを増やしておく必要があります。「ロストミキサー」は手札2枚をロストゾーンに送り、その代わりに1枚デッキからカードを引く、という効果を持っていますが2枚ロストゾーンのカードを増やすことが出来るカードです。
既に盤面の準備が整っているのであれば「ワタッコ」などのロストゾーンの枚数を参照するワザの威力を底上げできます。「ロストミキサー」はノーマル仕様のモデルとSRという金の枠を伴ったモデルの2種類があります。
ノーマル仕様の「ロストミキサー」は1枚あたり200円程度の買取価格ですが、SRは2,500円程度の買取価格です。
キュートなイラストで注目された「アカネ」のSRカード
「アカネ」はポケットモンスター金銀シリーズに登場したジムリーダーをモチーフとしたカードです。効果はまずデッキからカードを1枚ドローし、その後にトラッシュにある「アカネ」の枚数の倍、カードを更にデッキからドローする、というものになります。
1枚では大した効果を発揮しませんが、複数枚使用した後であれば大きなアドバンテージを稼ぐことが出来るカードです。ゲーム後半に輝くカードではありますが、ドローソースとしての使い勝手は同じトレーナーズカードである「リーリエ」「シロナ」「エリカのおもてなし」などに劣ります。
「アカネ」は最大7枚のドローが可能である爆発力は評価されるものの下準備が必要、という点で採用が見送られることもしばしばです。カードとしての評価がそれほど高くは無いために、ノーマル仕様の「アカネ」は買取価格が1枚100円であっても高額と言えます。
しかし、SRカードとなれば話は別です。テキスト欄にまでかかる大枠のイラストを採用したSRカードは、このために書き下ろされたトレーナー「アカネ」のキュートな姿が大写しとなっています。効果や使い勝手以上に、女性キャラクターである「アカネ」の可愛さに対する評価が高まり、SRカードの「アカネ」は1,500円程度で買い取られているのです。